2023年9月8日(金)、フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)、フランス原子力防護評価センター(CEPN)、NPO法人福島ダイアログの3者間で、今後の協力について話し合うミーティングを行いました。
IRSNは、フランスを代表する原子力・放射線リスクに関する公的研究機関です。CEPNは、電離放射線の健康、社会、経済的影響に関する危険性から人間を守ることを目的とした非営利団体です。
両機関は、福島原子力事故以降日本にかかわっており、福島の復興プロセスへの理解への参画を続けていく強い意向を持っています。
このような観点から、近い将来の協力継続の可能性について話し合うために本NPOがミーティングに招かれました。
現在の活動状況を情報交換し、今後のプロジェクトについて話し合った結果、3団体は以下のように決定しました。
– IRSNとCEPNは、2023年10月に開催される次回のダイアログに積極的に参加します。
– IRSNはCEPNと協力し、復興プロセスをモニターするための内部ワーキンググループを設置します。
– ワーキンググループは、NPO-FDアドバイザリー委員会と協力し、次回のダイアログで取り上げられる可能性のあるテーマを検討に加わります。
– IRSNとCEPNは、NPO-FUKUSHIMAダイアログとの共同プロジェクトの可能性について、日本やヨーロッパの大学、国内外の機関(特にICRPとOECD-NEA)との関係を含めて決定します。
– この3団体は、「福島ダイアログ」について要約する学術論文を書き進め、権威ある学術誌に投稿する予定です。