- 10/2 プログラム最終版に更新
- 10/2 ポスター展示締め切りました
- 9/15 託児についてのお知らせを追記しました
- 9/14 10/13(日)のZoom 視聴登録リンクを掲載しました
- 9/5 10/12(土)現地視察定員になったため締め切りました
- 8/31 プログラム掲載しました
- 8/31 10/13(日)の午後のパネルダイアログ参加者募集終了しました
下記のように、2024年10月12日(土)、13日(日)に第26回福島ダイアログを開催いたします。
[日にち]
10月12日(土) 現地視察(定員に達したため締め切りました)
10月13日(日) 10:00〜17:00 参加費無料
浪江町秋桜ホール(地域スポーツセンター)会議室にてダイアログ
Zoom によるオンライン中継(日英同時通訳付き) Zoom視聴申し込みはこちらから
託児について:会場事前予約にて託児を承ります。ご利用希望の方は、1週間前までに、人数とお子さんの年齢をお知らせください。連絡先 info[アットマーク]fukushima-dialogue.jp ([アットマーク]を@に変えてお送りください)
[8月31日まで] 締め切りました。
13日午後の構造的ダイアログ(パネルディスカッション的なダイアログ)に参加してくださる方を募集しています。現在、女性の参加者が少ないため、特に女性を重点的に募集します。このテーマに関心のある方、話してみたい方のご応募をお待ちしています。自薦でも他薦でも可能です。
[目的]
福島第一原発で進められている廃炉作業は、現在日本政府の定めた中長期ロードマップによれば第2期「燃料デブリ取り出し開始されるまでの期間」にある。燃料デブリ取り出し作業は難航し、第2期は、当初終了予定時期とされていた「事故から10年」を3年超過している。予定から遅れているとはいえ、デブリ取り出しが開始された後には、第3期になる「廃止措置終了までの期間」がはじまる見通しとなっている。廃止措置の終了時期は、事故から30年から40年後とされているが、現実には、その見通しは明確ではない。
福島第一原発構内には廃炉作業にともなう廃棄物が現在も保管されている。これは、廃炉作業の進捗にともない、今後もその量は増えていくこととなる。今後、廃棄物をどこで処分するかについては、白紙の状態のままである。廃棄物には、ほかに、双葉・大熊両町にまたがる中間貯蔵施設に除染廃棄物も大量に保管されている。後者の除染廃棄物は、2045年3月までに、福島県外で最終処分を行うことが法律で定められており、政府・東電は減容化と再生利用によって処分量を減らすことに努めているが、再生利用と処分地の目処はたっていない。
これまでの福島ダイアログでも、廃炉と廃棄物についてはたびたび話題にのぼってきた。廃炉と廃棄物の行方は大熊・双葉両町のみならず、福島の被災地域全体の将来に大きくかかわる問題であるにもかかわらず、住民が将来の意思決定に十分に関与することができていないことが指摘されてきた。2017年3月に開催した第16回福島ダイアログでは、双葉町の中間貯蔵施設地権者の住民のご案内によって、施設建設予定地となったご自宅を訪問し、双葉・大熊両町の地権者の方を交えて、ダイアログを行なった。事故によって自宅が居住不可能になったことに加えて、そこに廃棄物受け入れという二重の負担を引き受けざるをえない状況になったことの不条理について語られた。まだ2019年12月に開催した第22回ダイアログでも、双葉町の用地内地権者の方に2017年以降の状況をお話しいただいた。地権者からは、すべての除染廃棄物が施設に運び込まれたあとに、多くの人が廃棄物の問題を忘れ去ってしまうだろう将来への懸念が表明された。直近では、処理水の海洋放出について議論を行った第23回ダイアログで、廃炉の意思決定への地域住民の関与の問題が、その難しさを含めて語られた。
廃炉と廃棄物は、これから長期にわたって被災地域が向き合い続けねばならない問題である。第26回福島ダイアログでは、どのように地域住民が、これらの問題にかかわることができるのか、どのようにかかわっていきたいのか、海外の先行事例も参考にしながら関係者で共有する場としたい。
(ここまで)
*詳細については決まり次第、サイト上、またはニュースレターにてお知らせいたします。